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仕上げ磨きはなぜ大切?嫌がるお子さんへの上手な声かけのコツ

「毎日仕上げ磨きをしたいけれど、嫌がって逃げ回る…」 
「泣いてしまうので、つい諦めてしまう…」

子育て中の保護者の方から、このようなお悩みをよく伺います。仕上げ磨きは親子にとって大変な時間になりがちですが、お子さんの大切な歯を守るためには欠かせない習慣です。

仕上げ磨きが必要な理由

子どもは自分で歯ブラシを持てるようになっても、細かい部分まで綺麗に磨くことは簡単ではありません。

特に、

・奥歯のかみ合わせ
・歯と歯の間
・生えたばかりの永久歯
・歯と歯ぐきの境目

には汚れが残りやすく、むし歯になりやすい場所です。
保護者の方が最後にチェックして磨くことで磨き残しを減らし、むし歯予防につながります。

まずはお父さん・お母さんがお手本に

子どもは大人の行動をよく見ています。

毎日、お父さんやお母さんが歯磨きをしている姿を見ることで、「歯磨きは毎日するもの」という意識が自然と身についていきます。

「一緒に歯磨きしよう!」「お父さんもピカピカに磨くよ」「お母さんのお口もきれいになったよ」と声をかけながら親子で一緒に歯磨きをする時間を作ると、お子さんは真似をしながら歯磨きの習慣を身につけやすくなります。

子どもは「教えられること」よりも「見て学ぶこと」が多いものです。まずはご家族が楽しそうに歯磨きをする姿を見せることが、将来のお口の健康につながる第一歩です。

仕上げ磨きは何歳まで?

個人差はありますが、小学校(8~10歳頃)までは仕上げ磨きを続けることがおすすめです。

手先の器用さが十分に発達するまでは、自分だけで完璧に磨くことは難しいためです。

毎日全部を磨くのが大変な日は、「今日は奥歯だけ」「前歯だけ重点的に」といった方法でも構いません。続けることが何より大切です。

嫌がるお子さんへの5つの工夫

① 上唇小帯を指でガードする

口腔内には上唇小帯という上の前歯近くの歯肉と唇の裏をつなぐ筋があります。仕上げ磨きの際にこの上唇小帯に歯ブラシが当たって痛い思いをしたお子さんは、仕上げ磨きを嫌がることがあります。

磨く際は軽い力で、上唇小帯を指でガードして磨きましょう。

② 短時間で終わらせる

長時間の仕上げ磨きは、お子さんにとって負担になります。
「1分だけ頑張ろう!」「10数えたら終わりだよ」とゴールを伝えることで、安心して取り組めることがあります。

タイマーを1分セットして、お子さんに持たせて仕上げ磨きを行うことも効果的です。
また、「今日は上の歯、明日は下の歯を重点的に」というように日ごとに分けて磨く方法もあります。

③ 楽しい雰囲気をつくる

好きな歌を歌ったり、「ばい菌さんをやっつけよう!」とゲーム感覚で声をかけたりすると、前向きな気持ちになりやすくなります。
歯磨きが「嫌な時間」ではなく、「親子で過ごす楽しい時間」になる工夫をしてみましょう。

④ 自分で磨いてから仕上げ磨き

「まずは自分でやってみよう!」とお子さん自身に磨いてもらい、そのあと「最後はお母さん(お父さん)がチェックするね」と伝えることで、自主性も育てられます。

⑤ たくさん褒める

仕上げ磨きができたら、「お口を大きく開けられたね」「今日は最後まで頑張れたね」と具体的に褒めてあげましょう。
成功体験が積み重なることで、歯磨きへの苦手意識が少しずつ和らぎます。

定期検診で歯磨きのコツを確認しましょう

歯科医院では、お子さんのお口の状態に合わせた仕上げ磨きの方法や、磨き残しやすい場所、歯ブラシの選び方などもお伝えしています。

また、フッ化物塗布や予防処置を組み合わせることでより効果的なむし歯予防につながります。

まとめ

仕上げ磨きは、お子さんのむし歯予防だけでなく「お口の健康を大切にする習慣」を育てる大切な時間です。
そして、その習慣づくりの第一歩は、ご家族がお手本になることです。お父さん、お母さんが毎日楽しそうに歯磨きをする姿は、お子さんにとって何よりの教材になります。

嫌がることがあっても、遊びや褒め言葉を取り入れながら親子で楽しく続けていきましょう。
毎日の小さな積み重ねが、お子さんの将来の健康な歯と笑顔につながります。

当院では、お子さん一人ひとりに合わせたブラッシング指導や染め出し練習、仕上げ磨きのアドバイスを行っています。気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。

 
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